スタックオーバーフローの2019年開発者調査結果について その2
開発者に人気の言語は?
重複を許しての調査だと思われるが、堂々の第1位は、JavaScriptで67.8%。
第2位はベタだけど、HTML/CSSで63.5%。
続いて、第3位SQLの54.4%、第4位は人気急上昇中のPythonの41.7%。
5位はJavaの41.1%、6位は、なんとBash/Shell/PowerShellときて36.6%。続いてC#31.0%、PHP26.4%、C++23.5%、TypeScript21.2%、C20.6%、うちの学校でメインに教えてるRubyはたったの8.4%。
Ruby以下は皆どんぐりの背比べで、Go、Assembly、Swift、Kotlin、R、VBA、Objective-C、Scala、Rust、Dart、Elixir、Clojure、WebAssemblyまでが掲げられている。
別途、一番好きな言語という順位もあり、これだとRust、Python、TypeScript、Kotlin、WebAssembly、Swift、Clojure、Elixir、Go、C#、JavaScript、Dart、SQL、HTML/CSS、F#、Bash/Shell/PowersShell、Scala、Java、C++、R、Ruby、Erlang、PHP、C、Assemblyの順。
一番金になる言語は?
このシビアな基準で見ると、ぐっと違った景色になる。やはり希少価値というのがものを言うのだろう。
順位を省略して金額のみ掲げると、Clojure=$90k、F#=Go=$80k、Scala=$78k、Elixir=$76k、Ruby=$75k、WebAssembly=$73k、Rust=$72k、Erlang=$71k、Bash/Shell/PowerShell=$69k、R=$64k、Python=$63k、Objective-C=$62k、TypeScript=$60k、C#=Swift=$59k、Kotlin=SQL=$57k、JavaScript=$56k、C++=HTML/CSS=VBA=$55k、Assembly=C=Java=$52kとなる。
人気のWebフレームワークは?
Webフレームワークとは、Webアプリを開発する際に、よく使う共通の処理などをあらかじめまとめてセットにしたものと考えていただければよいが、これなしでの効率的開発は現在はほぼ無理なので、非常に重要な選択となる。
上位は人気言語と平仄を合わせて1位がダントツでjQuery48.7%、2位React.js31.3%、3位はAngular/Angular.js30.7%、4位ASP.NET26.3%、5位Express19.7%、6位Spring16.2%、7位Vue.js15.2%、8位Django13.0%、9位Flask12.1%、10位Laravel10.5%、11位で、やっとうちの学校の推すRuby on Railsで8.2%、12位に来るとDrupal3.5%とがくんと下がる。
同じく一番好きなフレームワークという順では、React.js、Vue.js、Express、Spring、ASP.NET、Django、Flask、Laravel、Angular/Angular.js、Ruby on Rails、jQuery、Drupalである。
ちなみにデータベースは?
一番人気はうちの学校でも採用しているMySQLで、ダントツの54.0%、2位はPostgreSQL34.3%、3位Microsoft SQL Server32.8%、SQLite31.6%、MongoDB25.5%、Redis18.6%、MariaDB16.5%、Oracle16.5%、Elasticsearch14.3%、Firebase12.8%となっている。
この他にも就労実態や、職位と給与の関係、会社の規模、雇用とフリーランスとの割合など、多くの項目があるので、関心のある方は参照されたい。